手つかずの自然が残るラナイ島には、自然のパワーと静寂を感じるスポットがあります。
ぜひ訪れて欲しい、おすすめの観光スポットをご紹介。
- ケアヒアカヴェロ(ガーデン・オブ・ザ・ゴッド)
- カイオロヒア(シップレック・ビーチ)
- プウ・ペヘ(スイートハート・ロック)
- ラナイ・シティ
- マンロー・トレイル
- フロポエ湾
- ポリフア・ビーチ
- カネプウ自然保護区
ケアヒアカヴェロ(ガーデン・オブ・ザ・ゴッド)Garden of the Gods
ポイント
- 巨大な奇岩が立ち並ぶ、神秘的なスポット
- サンセットはとてもドラマティックな光景が広がります
- 天気の良い日にはモロカイ島やオアフ島を眺められることも
- ダートの先にあるため4WDでのみ向かうことができます
ラナイ島随一の観光スポット、ケアヒアカヴェロ。「神々の庭園」と呼ばれる荒涼とした赤茶色の大地には巨大な岩が無数に立ち並んでいて圧巻。夕陽が荒野を赤く染めていく、サンセットは神秘的で見応えがあります。
この地の植物をラナイ島のカフナ(神官)がモロカイ島のカフナとの争いで燃やし続けたために、不毛の地となったという伝説が残されています。
数多の石が転がっていますが、石を動かしたり重ねたりすることは禁止事項になっているので気を付けてください。また、未舗装の道路を走ることになるため、レンタカーをする場合は4WDを利用します。
- ケアヒアカヴェロ(ガーデン・オブ・ザ・ゴッド)への行き方
- 【車】ラナイ・シティより約45分
カイオロヒア(シップレック・ビーチ)Shipwreck Beach
ポイント
- 「シップレック・ビーチ(難破海岸)」という名を持つビーチ
- 1940年代のタンカーがぼんやりと沖合に浮かぶ奇妙な光景
- 流木や貝殻など海岸には漂着物がたくさん打ち上げられています
- モロカイ島やマウイ島を見晴らすことも
ハワイ語で"静かな海"という意味のカイオロヒア湾に面した「シップレック・ビーチ(難破海岸)」は、約13km続く風の強いビーチ。この辺りは岩の多い浅い海峡で、かつて多くの船が座礁したことからこの呼び名が付けられました。現在も、朽ち果てた石油タンカーが沖合に残されています。
海水浴には向いていませんが、流木などの漂着物が多いので、散策やビーチコーミングには最適。モロカイ島やマウイ島を見晴らす絶好のビュースポットです。
シープレック・ビーチへはオフロードを走るため、レンタカーをする場合は4WDを利用します。
- カイオロヒア(シップレック・ビーチ)への行き方
- 【車】ラナイ・シティより約30分
プウ・ペヘ(スイートハート・ロック)Puu Pehe
ポイント
- ラナイ島のランドマークと言われる観光スポット
- 美少女プウ・ペペと若き戦士マカケハウの悲恋伝説が残されています
- ここから臨むフロポエ湾のサンセットは絶景
- 沖合を過ぎるハシナガイルカを見かけることも
島の南部にあるフロポエビーチの岩だらけのハイキングコースの先に見えるプウ・ペヘ(スイートハート・ロック)。フロポエ湾とマネレ湾の間に突き出た、サンセットの夕景が美しい24mのこの岩には悲恋伝説が残されています。
ラナイ島の戦士マカケハウは美しき妻プウ・ペペを人の目に触れないよう、マネレの崖の下にある海食洞に秘し隠しました。けれども嵐によってプウ・ペペは絶息。その死を嘆いたマカケハウは妻を岩の上に埋葬し、岩の上から身を投げました──。
- プウ・ペヘ(スイートハート・ロック)への行き方
- 【徒歩】フロポエ湾より約20分
ラナイ・シティLanai City
ポイント
- 1900年初頭に誕生したプランテーションの町
- ラナイ島唯一の島でレストランや公共施設などが立ち並んでいます
- 町の中心にあるドールパークはピクニックや散歩にぴったり
- ラナイ島の歴史に触れられるスポットが点在
1900年初頭、標高約500mの中央部高地にパイナップル農園で働く労働者のためにドール社が開発したプランテーションの町。花と緑豊かなドールパークを中心に碁盤の目のように広がっているのが特徴です。
島民のほとんどが住むラナイ島唯一の町で、レストランやカフェ、バー、マーケット、ギャラリーなどが揃います。約100年前の建物を利用したショップもあり、ノスタルジックな趣。プランテーション時代の写真やペトログリフが飾られた「ラナイ・カルチャー&ヘリテージ・センター」ではラナイ島の歴史を知ることができます。
高台のため島の他の地域と比べて涼しいので過ごしやすい環境です。
- ラナイ・シティへの行き方
- 【車】ラナイ空港より約10分
マンロー・トレイルMunro Trail
ポイント
- ラナイ・ハレ山の尾根を走るダートロード
- その名は自然学者のジョージ・マンローから付けられました
- ハワイ島、マウイ島、オアフ島などを見晴らす絶景
- 車1台分の幅しかない道なので運転テクニックが必要
クック・パイン・ツリー(ノーフォーク松)を持ち込んだ、自然学者ジョージ・マンローの名が付けられたトレイル。クック・パイン・ツリーをはじめ、オヒア・レフア、鉄樹、ユーカリなどの植物が生い茂り、ハワイ特有の動物の姿も。
標高約490mの高地で、展望ポイントからはマウイ島、モロカイ島、カホオラヴェ島、ハワイ島、オアフ島とハワイ諸島を一望。
20㎞ほどの一車線の道ですがワイルドなダートロードで、車での走行でも2時間~3時間かかります。ドライブする場合は4WDを利用します。また、雨の後は道がぬかるんでいることもあるので、避けたほうが無難です。
- マンロー・トレイルへの行き方
- 【車】ラナイシティより北へ約10分
フロポエ湾Hulopoe Bay
ポイント
- 全米ベスト・ビーチに 選ばれたことのあるフロポエビーチ
- フロポエ湾の東端には探索にぴったりな大きな潮だまりが
- 熱帯魚やイルカやクジラを見かけることができる自然保護区域
- ダイビング&シュノーケリングスポットとして人気
ラナイ島南部、「フォー・シーズンズ・リゾート・ラナイ・アット・マネレ・ベイ」に面したフロポエ湾。澄んだブルーの海と白砂の美しいフロポエビーチは、「ビーチ博士」スティーブン・レザーマン博士に全米ベストビーチに選ばれたことも。
湾の東側には火山岩が侵食されてできた天然の潮だまりがあります。ヤドカリ、ヒトデなどの生物が生息しており、小さな探検を愉しみ事ができます。また、自然保護区域に指定されており、美しい熱帯魚やハシナガイルカや冬にはザトウクジラを見かけることも。
潮だまりから15分ほど歩いた先に、プウ・ペヘ(スイートハート・ロック)があります。
- フロポエ湾への行き方
- 【車】ラナイ空港より約20分
ポリフア・ビーチPolihua Beach
ポイント
- ひと気のない砂浜が3㎞ほど続く静寂のビーチ
- 絶滅危惧種のハワイアオウミガメを見られるスポット
- 冬にはザトウクジラを見かけることも
- 潮流が強いため遊泳禁止
ケアヒアカヴェロ(ガーデン・オブ・ザ・ゴッド)から30分ほどの場所にあるポリフア・ビーチは、手つかずの自然が残るひと気のほとんどないビーチです。静寂の中、沖合にモロカイ島を望むことができます。潮流が激しいため遊泳は禁止。強い風によってだだっ広い砂浜に美しい風紋が描かれています。
このビーチには絶滅危惧種と言われるハワイアオウミガメやハワイアンモンクシール(アザラシ)を見かけることがあります。触ることはNGなので気を付けてください。また、冬季になるとザトウクジラの姿が見られることも。
かなりの悪路を走るため、レンタカーをする場合は4WDを利用します。
- ポリフア・ビーチへの行き方
- 【車】ラナイ・シティより約75分
カネプウ自然保護区Kanepuu Preserve
ポイント
- ラナイ島最後の乾燥森林地帯
- この地特有の植物種を含む50種近い植物が自生
- 自然保護区の地図を片手に森林散策を楽しめます
- 希少な生態系をじっくりと観察することができます
ケアヒアカヴェロ(ガーデン・オブ・ザ・ゴッド)に隣接する、2.39平方キロメートルの乾燥森林地帯。ラマ(黒檀の一種)やイリアヒ(白檀)、オロプア、アイエアなどをはじめ、この地特有の植物種や樹木を含む48種が自生しており、環境保護団体が保全活動を行っています。かつてのハワイ諸島のほとんどの乾燥低地がこの森林に覆われていたと言われています。
自然保護区内は自由に散策することができるので、ハイキングや森林浴にぴったり。入口で保護区内の地図を入手して思い思いに散策を。
ケアヒアカヴェロ同様、未舗装の道路を走るのでレンタカーの場合は4WDを利用します。
- カネプウ自然保護区への行き方
- 【車】ラナイ・シティより約20分
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